剣と魔法と飛空艇とクリスタル

王女ガーネットの誕生日を祝うため、アレクサンドリア王国に入国した劇団タンタラス一行。 しかし劇団は仮の姿。 彼らは女王ガーネットを誘拐するためにやってきた盗賊団だったのだ。 誘拐作戦の最中、主人公のジタンはガーネットと出会い、逆に「誘拐して欲しい」とお願いされてしまう。

劇の最中に紛れ込んでしまった黒魔道士のビビ、ジタンとガーネット、ガーネットを追って来たプルート隊のスタイナーを乗せ、タンタラスの飛空艇はアレクサンドリアから逃げようとするが、現女王ブラネの攻撃を受けてしまう。 そして、入ったら出られないという魔の森へ墜落してしまう...。

FF9と言えば装備から魔法や技が習得できるアビリティシステム。 従来のレベルアップではなく、装備を使い込むことでアビリティが習得できる。 キャラ毎のサポートアビリティでは、コンボを組むことでキャラの性能自体を設定でき、戦闘を優位に進められる。

ミニゲーム（サブイベント）も面白い。 チョコボとお宝探しができる「ここ掘れチョコボ！」。 モーグリのお手紙を送る手伝いをする「モグネット」。 こういった可愛いサブ要素がとても良い。

物語の大筋としては重い話も多いが、ジタンの持ち前の明るさによってかなりマイルドになっている。 初めてFFシリーズをプレイする人に、最もおすすめしやすいFFなのではないだろうか。

FFらしい内容

「笑いあり、涙あり、切なさあり」という、いかにもFFらしい内容がたまらない。 ストーリー、キャラ設定が本当に作り込まれていると感じる。

パーティの組み方でイベントが変化する設定も良い。 また、FFシリーズでこの7までが比較的シンプルに遊べたとも思う。

女性を虜にするクラウド

発売当時、圧巻のグラフィックは開いた口が塞がらなかった記憶がある。 カセットからディスクに切り替わった時代なので、グラフィックの急成長がとにかく衝撃だった。 内容的にも非常におすすめのRPGだが、女性を虜にするクラウド（主人公）の弱さと強さがこのFF7の最大の魅力だと思う。 また、全キャラに独特の個性があり「どのキャラが好きか？」といった派閥も存在した。

老若男女問わず遊べるFF

8以降のFFシリーズと比較すると、武器や魔法の覚え方などがそこまで複雑ではない。 なので、老若男女問わず誰でも気軽に楽しめるFFだと思う。

テンポの良い戦闘シーン、色んなシチュエーションで変わる音楽も素晴らしい！ とくに「プレリュード」は名曲だと思う。

大容量のボリューム

中盤以降はゲームセンターでミニゲームが遊べる。 このミニゲームが面白く暇つぶし要素だと思うが、ある意味ストーリーを先に進めるより楽しかった。

ボリューム満点

ストーリーが魅力の良作RPG。 エンディングが何パターンも存在し何度も楽しめる。 スーファミ時代に作られたRPGとは思えないほどストーリーが長く、ボリュームも申し分ない。

ジョブを考える楽しさ

PS1で発売された戦略シミュレーションの名作。 主にラムザという男性キャラ（主人公）を操作してストーリーを進めていく。

ワクワクするストーリーではない。 貴族たちの暗躍、貴族と平民の貧富の差、社会的地位の違いなどどちらかというと重い話が多い。 多くのFFシリーズとは違い、華やかではなく泥臭いストーリーもこの作品の特徴と言えるだろう。

このゲームの大きな特徴はジョブシステム。 ジョブとは戦士や魔法使いといった各キャラの役割のこと。 敵を倒してレベルを上げるだけでは新たなジョブは習得できない。 すでにあるジョブのアビリティ（特技）も身に着けることはできない。 なので、序盤は敵を簡単に倒すことができず、かなり苦労することになる。 しかし、そこがこのゲームの面白いところだ。

複数のジョブとアビリティを身に着けておくと万能キャラになる。 ジョブによってステータスの成長も違ってくる。 固有キャラには専用のジョブもあり、ものによってはチート級の能力。 とくに物語終盤に登場する「雷神シド」は、その名に恥じぬ最強キャラ。 必ずプレイヤーを支えてくれる存在になる。

つまり、同じストーリーでも、ジョブ次第で難易度が大きく変わってくるため、何度も遊びたくなるゲームなのだ。

また、酒場で受注できるサブクエストでは、ストーリーとは関係ない観賞用のアイテムが入手できる。 FFシリーズをやったことがある人であれば、思わず「おっ！」と言いたくなるようなものもある。

愛情が必要

プレイヤーは牧場の経営者となり牧場を発展させていく。 釣り、探検、キャラクターとの交遊を深めるなど自由度が高い。

畑のレベルを上げる。 ペットは愛情もって育てないと次のペットが飼えない。 といったところが面白い。

シリーズ初の2部作！

初の2部作となったスパロボ。 完結編というだけあり、色々な意味でやりがいがあったゲーム。 参戦作品が多く...そして長い。 長すぎて最後は作業ゲームになってしまう点もあった。 しかし、それ以上に参戦キャラが魅力的でもあった。

自分の好きな機体やキャラを出撃させて、少々自軍がパワーダウンしていても、他のキャラで何とかクリアできるというゲームバランスは有り難かった。 とくにイデオンはゲームバランスを崩すほど強力。

第4次と言えば試作2号機！

人生初のスパロボが第4次という人は多いのではないだろうか。 前作まではガンダム系のシナリオベースが多く、他のロボットは弱くバランスも悪かった。 しかし、第4次からはオリジナルキャラも浸透し、戦略の幅が広がった。 そういった点から、以降のスパロボに大きな影響を与えた作品だと思う。

最終的にリアル系よりスーパー系を強化しないと、ボス戦は厳しく感じることも多々あるが、全体的な難易度バランスは非常に良かった。 隠しルートなどのやり込み要素もあり、シナリオとボリュームは満点と言っていい出来だった。

また、隠しルートでのみ仲間になるガンダム試作2号機は無双感が半端なく、入手までの苦労に見合った能力で興奮した。

原作死亡キャラの救済

F以前とは違う動きの戦闘シーンに感動した。 戦闘シーンの省略ができるようになったことで、プレイ時間の大幅な短縮にも繋がった。 要するに、以前よりも格段にプレイが楽になった。

そして何よりも原作アニメで死亡や不遇を受けているキャラの救済。 これでストーリー的にも気持ち良くプレイができた。

クロスオーバー等も豊富にあり、音声セリフ付きの熱い掛け合いも良かった。 また、ポケットステーションによる資金稼ぎは1回で最高1万程度ではあるものの、1周目の資金の少ないときには重宝した。

コンストラクションモード

エンターブレインから発売された戦車の戦略シミュレーションゲーム。 略称「パンフロ」のリニューアル版。

このゲームの醍醐味はコンストラクションモード。 自分でシナリオを考え、さらに戦車、歩兵、航空機、攻略目標、作戦説明文などを作成していく大変創作性豊かなシステム。 このシステムによって、既存のステージの枠にとらわれることなく遊び続けることが出来る。

マルチストーリー

どちらの陣営に入るかで分岐するマルチストーリー。 4と5のシステムの基礎はこの作品で作られたと言っても過言ではない。 5とはシナリオ的にも繋がりがある。

ヴァンツァー、武器、パーツなどの種類が多く、スキルの連携など、戦闘システムは奥深い。 戦闘時間も前作と比べ高速化しており、読み込みによるストレスが軽減された。 ストーリーもなかなか重厚でやりごたえがある。

ゼンガーゾンボルト！

熟練度システムのおかげで難易度調整が簡単にでき、スパロボ初心者だった私でも手軽に楽しめた。 最も印象に残っているのはキャラというかゼンガーゾンボルト。 スレードゲルミルのカッコ良さ、仲間にするための大変さなど存在感が凄い。

他の味方では初参戦のザブングル。 ふざけた機体なのに中々の火力。 特に核ミサイルを投げる技は何度お世話になったことか...。

内なる敵

第二次世界大戦をテーマにした歴史シミュレーション。 艦船や航空機といった主要兵器だけでなく、補給船などの概念も存在する。 そのため、目の前の敵を倒すだけでは勝つことが難しい。

毎月はじめに作戦会議が開催され、前月の結果に応じで会議で有利になったり不利になったりする。 内なる敵が表現されているのも興味深く面白い。

競走羽

ファイナルファンタジーシリーズでおなじみの「チョコボ」を使った育成シミュレーションゲーム。 牧場で産まれた、もしくは野生で捕まえたチョコボを競走羽として訓練し、重賞レースを勝たせることが目標となる。

野生や適当に配合して産まれたチョコボだと、まずG1レースは勝てない。 父・母の血統やインブリード配合を考える必要がある。

配合を繰り返し、そして自分の牧場で産まれた愛着のあるチョコボが、G1レースに優勝したときの達成感は半端ない！ チョコボも羽体、鼻先の毛などカラーがたくさんあり、かなり可愛い。

宇宙農業シミュレーション

未来のある星で、宇宙一の農家を目指して野菜を育てつつ、知恵と罠を駆使して野菜を狙う害獣と戦う農業シミュレーションゲーム。 野菜を改良したり新品種を生み出す「交配」と、害獣バブーを撃退するための「罠設置」がゲーム独自のシステムであり最大の魅力。

「交配」は野菜の種を掛け合わせて新しい種を生み出すシステム。 しかし、種の遺伝情報が10種類に対して予測で確定するのが3つなので、ゲーム後半になるほど「自分が望む種を作るにはどうしたらいいか」と計算しなければならない。

そして害獣バブーを追い返すための「罠設置」が難しい。 バブーは罠に対応して進化する。 同じ罠を使い続けると最悪効かなくなる。 さらに、ランダムで歩く道筋を変えたりするため、設置した罠に掛かるとは限らない。

「いかに罠に掛けるか！？」という頭脳戦と罠に掛かるまでは安心できない緊張感が、ゲームを最後まで飽きさせない良い工夫になっている。

等身大のスパロボ

スパロボには珍しい等身大サイズのロボットが登場するタイトル。 アニメーションのクオリティ、全パイロットに声優がつくなど、発売当時としては豪華な点が魅力的だった。 各作品の主題歌もカッコよくアレンジされている。 その中でも「愛よファラウェイ」はとくに気に入っていた。

シリーズ初期の作品のため、難易度はかなり高い。 とにかく攻撃が当たらない。 敵の攻撃が驚くほど命中し、こちらの攻撃はなかなか当たらない。 命中率っていったい...と思ってしまうほどである。

最大の魅力はSRXの参戦。 リュウセイ、ライ、アヤとRシリーズの存在は大きかった。 何度ゲームオーバーになっても続けてプレイできたのは、R-1の「T-RINKナックル」があったおかげかもしれない。

サル達の表情が楽しい

虫取り網でサルを捕まえるという斬新で単純なサル達の表情が楽しいゲーム。 おすすめというか名作！ ストーリーは基本的にコミカルだが、シリアスな場面もありストーリーも楽しめる。 3作目まで遊んだが、どれもストーリーは秀逸でどれから遊んでも満足できると思う。

太平洋戦争が舞台の戦艦シミュレーション

太平洋戦争を日米両方の司令官となって進めていく戦略シミュレーション。 艦船数は最大200隻・10艦隊まで編成可能。 マップ内に基地なども多く、同時代を舞台とした戦略シミュレーションでは最もバランスが良い。

時代別のミニシナリオ、全期間を通じてのキャンペーンモードの種類も豊富。 パワーアップキット（拡張版）はさらに細かい調整が可能。

全キャラのエンディングが見たくなる内容

美術館から窃盗を行ったと冤罪をかけられた主人公。 保釈金の支払い期限1年の間に仕事や訓練をこなし、街の人からの信頼を得て真相を解明していく。 男3人・女7人の計10人の中から3人をパートナーに選ぶことができ、それぞれ個別のエンディングが用意されている。

個別エンディングにいたらなかった他のメンバーにもエンディングが用意されており、こなした依頼やシナリオの結果に応じて3種類に分岐する。 仲間キャラはシナリオの分岐でプロフィールが埋まっていく。 わざとシナリオを失敗するなど、違った楽しみ方ができる。

敵も味方も憎めないところがあり、男性のパートナーだと熱い展開、女性のパートナーだと恋愛要素、と自分の好みで選べる点も評価できる。

全キャラのイベントCG、エンディング、プロフィールを埋めてみたいと思わせてくれる仕様。 1周目は8～10時間でクリアできる文章量。 基本は訓練や依頼をこなすことが多い。 2周目からは文章もスキップできるので2時間程でクリアできる。