動きの遅さがリアル！

モンハン3のPSPバージョン。 「モンスターハンター3」と「モンスターハンターポータブル 2nd G」がベースになっている。 ほど良い「遅さ」がゲームをするというよりも、この世界で暮らしていると感じさせてくれるおすすめの狩りゲー。

未踏の地が多い世界の支配者は人ではなくモンスター。 人々はそのモンスターを狩り、彼らの角・皮・爪といった素材を入手し生計を立てている。 主人公はこの世界で「ハンター」と呼ばれるモンスターを狩る仕事をしている。

モンスターの種類は様々。 どれも危険を伴う。 主人公はそのモンスターを狩り、彼らから素材を手に入れ、自身の武器・防具を強化する。 そしてさらに強いモンスターを目指し、村の発展にも貢献していく。

最初に感じたのは「足が遅い！」「動きが遅い！」ということ。 しかし慣れてくると、これも「防具や武器の重さを感じるための演出」と思うようになり、次第に気にならなくなった。 今ではむしろ、重そうな装備なのに素早く動く他のゲームに違和感を持ってしまうぐらいだ。

武器を構える、アイテムを使う、肉を食べるなど、少し時間は掛かるがリアルに近い演出。 自分がその場に立って狩りをしているような感覚になる。

2年は短い...。

短命と種絶の呪いをかけられた主人公の一族が、神様と交配することによって血を受け継いでいくシステム。 短命の呪いのため、キャラは2年しか育てられない。 次々と交配してキャラを強くしていく必要がある。 なので、育成シュミレーション的な要素もある。

奉納点を稼ぐ事で強い神様と交配できる。 こういった点がやり込み要素というよりも、やり込むことが前提のRPGだと感じる。 また、ダンジョンには制限時間があるため、そこに緊迫感も生まれる。

刀収集

江戸時代を舞台にした自由度の高い侍アクションゲーム。 侍としてのリアルな生き様が楽しめる。 マルチエンディングが採用されている。

主人公の行動や選択で各勢力との友好度が上下する。 江戸時代らしく仁義に生きたり、弱い町人の味方になったり、はたまた欲望が赴くまま悪の道に走ったり、と型の種類が豊富で面白い。

やり込み要素としては敵からドロップする刀収集。 種類もかなり多い。 全員と斬り合いして新たな刀を手に入れたくなるだろう。

スリルのあるアクション

戦闘はアクション要素が強いものの、単調なコマンド入力バトルと比較するとスリルがある。 隠しダンジョンの難易度は上級者向けだが、ストーリー程度の難易度では物足りないプレイヤーは満足できるだろう。

最下層のボスの強さ。 そこまでのエンカウント率の異常さ。 これには驚く人も多いと思う。

暗黒騎士・たまねぎ剣士

PS1で発売された「ファイナルファンタジータクティクス」にシナリオ等を追加してPSPへ移植した作品。 PS1版では掘り下げることのできなかった、固有キャラのシナリオを楽しむことができる。

通信機能を使えば自分が作成したパーティで他の人と対戦もできる。 協力プレイも可能。 シナリオの追加だけでなく、新たなアイテムやジョブも追加されており、PS1版をやったことがある人でも楽しめるおすすめの内容だ。

基本シナリオはPS1版と同じ。 追加シナリオではディリータだけを操作する戦闘や、ベイオウーフとレーゼの仲を引き裂こうとするシナリオなど、PS1版をやったことのある人でもストーリーの奥深さを味わうことができるだろう。

1. 暗黒騎士
2. たまねぎ剣士

汎用ジョブで追加されたのは上の2つ。 暗黒騎士は使えるようにするまでの条件が厳しい。 しかし、戦士系のジョブでありながら広範囲、且つ高威力の技を使うことができる。 HP吸収攻撃もあり、汎用ジョブの中ではトップクラスの強さだ。

逆にたまねぎ剣士は簡単に使えるようになる。 全ての武器を装備できることが強みのジョブだ。 ただし、基本的に通常攻撃しかできないため使いどころが難しい。 そのたまねぎ剣士も、ジョブレベルを最大まで上げると、攻撃力などのステータスが一気に跳ね上がる。 さらには「オニオンシリーズ」と呼ばれる専用武器を装備すると一騎当千の強さになる。

1. モブハンター
2. 空賊

専用ジョブとして追加されたのは上の2つ。 モブハンターはステータスや能力が主人公のラムザとほぼ同じ。 倒したモンスターを毛皮骨肉店でアイテムに変えることができる。 経験値だけでなくアイテムも獲得できるのでおいしいジョブだ。

空賊は攻撃と素早さのステータスが高い。 銃を扱うことができるので先制攻撃を仕掛けるのに最適なジョブだ。 アイテムを盗むこともできる。 敵がほしい武器を所持していたら、それをそのまま自分のものにできる。 銃以外にも剣や弓を装備できるので、状況に応じた対応力の高さも強みだ。 物語後半以降でないと使えないが、かなり強いジョブと言えるだろう。

まさに運命の輪

価値観、戦う意味、数々の苦難にもめげずに前を向く主人公。 登場キャラの魅力やキャラの育成要素。 ボリュームのある多くのシナリオ、そしておまけ要素。

どれをとっても文句のつけようがない。 ただし、戦略性がかなり要求されるため序盤はかなりキツい。

もっとやり込まなければ...

牧場を経営して家族を持つ。 自分の飼育する動物たちとイベントに参加。 など、やりこみ要素が非常に多いゲーム。

お金を出せばショップなどで色々な物が買える つねにお金が足りない状態で「もっとやり込まなければ...」とついつい夢中になってしまう。

引き継ぎの緩和

PS2で発売された「テイルズ オブ デスティニー2」をPSPに移植したタイトル。 「テイルズ オブ デスティニー」の続編。 秘奥義の発動条件が緩和されているなど、PS2版と比較すると非常に遊びやすく改善されている。

ストーリーを周回する際に必要なグレードポイントが大幅に減少した。 グレードポイントとは消費することでレベルや所持ゴールドを引き継げるシステム。 敵との戦闘などで獲得できる。

PS2版では、何も知らずに1週目をクリアすると「周回特典があるんだ！」という喜びから「これだけしか引き継げねぇ...。」といった落胆に変わるシステムだった。 PSP版も意識して稼がないと、殆どの要素を引き継ぐことができない。 しかしPS2版よりも2週目、3週目に引き継げる特典は多くなっている。

一部のキャラを除き、1つの奥義につき秘奥義が1本ある。 秘奥義の特殊カットインは見応えがあり、色々なキャラを操作したくなる。

君と殴り合うRPG

PS2で発売された「テイルズ オブ リバース」に様々な要素を追加してPSPに移植したタイトル。 差別問題を扱った名作RPG。 本作のヒロインであるクレアが、ヒューマとガジュマの争いを止めるためにした演説は必見！

ヒューマと呼ばれる人間、ガジュマと呼ばれる獣人のいる世界。 2つの種族は見た目こそ違えど、ガジュマ王のもとで共存しながら生きていた。 しかし、王が崩御し、国民は突如「フォルス」と呼ばれる特殊能力に目覚めてしまう。 ヴェイグ（主人公）もフォルスに目覚めたひとり。

フォルスに目覚めた人々は能力を制御できずに暴走してしまう。 ヴェイグも例外ではなく、近くにいた幼馴染みのクレア（ヒロイン）を凍らせてしまう。

それから一年後、ヒューマのマオ、ガジュマのユージンがヴェイグの前に現れる。 彼等は元王国の兵士にしてフォルス能力者。 王国内部の不審な動きを調査している。 氷の中で生きていたクレアは、マオの炎のフォルスによって助け出される。 しかし、王の盾と言われる軍が現れ、クレアは無理矢理連れ去られてしまう。 王の盾は王女の命令で国中から美しい娘を集めていた。 クレアを助けたいヴェイグは、マオとユージンと共に旅立つ。

旅の途中で同じフォルス能力者を仲間にしていくヴェイグ達。 その過程でヒューマとガジュマの差別問題に気付く。 さらに何者かの陰謀により、ヒューマとガジュマの差別は一層激しくなる。 クレアの体にも異変が...。

主人公のヴェイグは内向的な性格だったが、村を出る事でこれまで気付かなかった問題に目を向けるようになる。 争いながらも仲間との絆を深め、本当に大切なものは何かを探っていく。

公式では「君が生まれ変わるRPG」だが、ファンからは「君と殴り合うRPG」と呼ばれている。 けっして悪い意味ではない。

回復技や回復アイテムは存在するが、回復量は少ない。 「敵を殴って回復」という方法が最も効率的。 技は使い放題。 しかし、同じ技を使い続けると威力低下などのデメリットがある。 技には補助スキルのようなものを付与できる。 他のゲームなら技やアイテムを使って発揮する効果を「敵を殴る」で再現できる。 脳筋バトルのような戦闘だが、戦略性もあり面白い。

悲しみを背負った戦士達の物語

PS1で発売された「ヴァルキリープロファイル」にムービーなどを追加してPSPに移植した作品。 死んだ戦士達を天界へと誘い、神々の戦争の戦力とする。 その人材の選別を担うヴァルキリーを主人公にしたRPG。 殆どの登場人物が悲しみを背負って死んだ戦士達。 ストーリーは非常に重いが感情移入できる内容だ。

それぞれのキャラには強力な破壊力の決め技（必殺技）がある。 連続で効率良くダメージを与え続けるとゲージが貯まり、フルになると決め技を発動できる。 どのタイミングでどの技を使うかが、戦闘ではポイントになる。 また、決め台詞も個性豊かで、お気に入りキャラのボイスを聞くだけでも楽しい。

異色

ファイナルファンタジーシリーズでも少し異色な魅力を放つRPG。 普通のファンタジーRPGに飽きてしまったという人に、是非！おすすめしたいゲームだ。 PS4でHDリマスター版も発売されている。

操作できるキャラは14人。 それぞれ剣や弓など、キャラによって武器が異なる。 攻撃のタイミングも変わる。 そのため、キャラの変更時には若干操作に戸惑う。 しかし使いこなせるようになると、かなり楽しくなる。

ストーリーは「学園✕戦争」といった感じで少しハード。 場面に応じて操作キャラを変え「戦場を駆け抜ける」という表現が似合う内容。 ヒリヒリするような緊張感の中で戦うことができる。 声優陣も豪華。 物語に引き込まれて思わず涙してしまうシーンも...。

キャラを育てたり、様々なミッションをクリアしたりとやりこみ要素も多い。 2週目以降も楽しめる大満足のボリュームだ。

PSP版は性別が選択可

PS2で発売された「ペルソナ3」のポータブル版。 日中は高校生活を送りながら様々な人と絆を育み、夜は怪事件の原因となっている敵「シャドウ」を仲間とともに退治していくRPG。

サトミタダシの歌

自分にペルソナと呼ばれる悪魔を憑依させて戦うRPG。 ペルソナシリーズ1作目「女神異聞録ペルソナ」のPSP版。 悪魔以外にも神々、妖精、幽霊だったりもいるが、ペルソナでは「悪魔」呼びで統一されている。

シナリオが2本あるので、最低2周は遊べる。 全体的にミステリアスでダークな雰囲気が特徴。 サトミタダシの歌や悪魔との会話テキストなど随所随所で笑えるポイントもある。 なので、暗くなりすぎず適度に笑いながらプレイできる。 そこが最大のおすすめポイント。

歯ごたえのある難易度。 初見の敵を舐めて強い魔法をぶつけたら...反射されて一発で全滅手前に追い込まれる。 といったこともある。 単純に「レベルを上げて物理で殴ればいい」とか「レベルの高いペルソナをつければ楽勝」とかいうわけではない。 そのため、常に緊張感のあるプレイが楽しめるRPGだ。

破界と再生

様々な世界に登場した往年のロボット達が時空崩壊により一同に会する。 そして人類同士の戦争が始まる。 前編が破界篇、後編が再世篇となる。 以前のスパロボシリースと比較して良かったのは以下の3点。

1. 男と女の主人公で物語が全く違う
2. ショートカット機能が設定でき煩わしさがない
3. データインストール機能を使用してまとめてインストールしておくと、ロード時間が大幅に短縮される

また「クリアして終わり」ではなく周回要素も備わっている。 分岐ルートによっては、シナリオが何パターンも用意されている。 ボーナスもあるので、やりこみ要素が豊富にあり長く楽しめる。

萌える音ゲー

初音ミクの歌に合わせて、流れてくる図形のボタンをタイミングよく押すリズムゲーム。 ミスを連発するとゲージはどんどん減っていき、最後までミクさんを歌わせることができない。 このゲームの最大のポイントは、ゲーム中に流れる背景MVの美しさ。 とにかくミクさんが尊い。

「エディットモード」では楽曲と背景を組み合わせてオリジナルMVを作成できる。 楽曲と映像で「初音ミク」の世界観を楽しみたい人には絶対おすすめだ。

ロムの印象が強すぎる

ロム・ストールの登場シーンの台詞に心を打たれた！ 初めて知るロボットアニメが多く、とくにびっくりしたのがマシンロボクロノスの逆襲。 ロム・ストールの登場シーンは圧巻というか必ず印象に残る。 そして登場時の長セリフも心を打たれる。 この登場シーンでの敵キャラとの掛け合いも新鮮で良かった。

また、ボイス付きのセリフも多くファンにはたまらないスパロボだったが、PSP版は残念な点もある。 PSP版は最初から難易度が高く設定されている。 そして、グラフィックもPS2と比較すると荒い。

スパロボ史上最弱のラスボス

ラスボスは「スパロボ史上最弱」と呼ばれており、ストーリー自体は簡単にクリアできる。 そのため、スパロボ初心者に対してIMPACTなどの難しいスパロボより、まずはAをすすめるユーザーが多い。 とは言っても、分岐でドンザウサー（ボス）の出てくる章では、ラスボスよりも難易度が高く、3周してやっと倒せたくらいだ。 個人的にはGBAスパロボの中で、最もバランスのとれているスパロボだと思う。 戦闘シーンをカットできない点はマイナスポイントだが...。

参戦作品のドラグナーチーム3人が洒落っ気があり非常に魅力的。 戦闘中やシナリオ中の会話などが面白く飽きない。

ロボットでは一見性能が低そうな初代ガンダム、コアファイター、テキサスマックなど、改造段階の多さと装備パーツで超強力なユニットに強化できる。 このギャップが面白く、スパロボの醍醐味とも言える。

また、主人公のアクセルはシリーズの中でも人気が高い。 スパロボOGではメインキャラのキョウスケのライバルとして活躍している。

グロくないけど残酷

高校入学後に生徒同士の殺人が起きる。 推理して犯人を指摘していく推理アドベンチャー。 2013年にアニメ化もされている。

残酷な殺人事件は何度も起きるが、血の色はショッキングピンクで死体もグロく描かれていない。 なので、グロが苦手でもできる内容。 友人？同士の会話も多く、キャラのことも理解して好きになれるストーリーだと思う。

RPGみたいなストーリーモード

簡単操作で爽快感抜群のテニスゲーム。 PS2で発売された「みんなのテニス」とは別物。 RPG風のストーリーモードがある。

男性主人公はバン。 声優は下野紘。 女性主人公はエミ。 声優は伊藤静。 2013年に事故で亡くなった桜塚やっくんも登場する。

戦闘と麻雀

「クロヒョウ 龍が如く新章」の続編。 前作同様にテレビドラマ化されている。 新宿歌舞伎町をモデルにした神室町（かむろちょう）、大阪の道頓堀をモデルにした蒼天掘（そうてんぼり）の街並みは再現度が非常に高い。

クロヒョウ2を語る上で欠かせないのが戦闘スタイル。 街で絡まれるヤンキーやヤクザ、ストーリー上必ず倒さなければいけない相手。 こういったバトルにおいて、どのような戦闘スタイルで相手を倒すかといったシステム。 スタイルによって通常攻撃、投げ攻撃などのモーションが変わり、主人公のステータスも変わる。

ケンカ、ボクシングなど戦闘スタイルは複数ある。 前作にはなかった相撲、軍隊格闘技などもある。 それぞれのスタイルにはRPGではお馴染みの「レベル」といった概念がある。 敵を倒すとレベルアップしポイントが貰える。 そのポイントを攻撃力、防御力といったステータスに割り振る仕組みだ。

そして龍が如くシリーズを語る上で欠かせないのがミニゲーム。 PSPソフトのため容量に制限があるにもかかわらず、前作にはなかったゴルフ、麻雀、たこ焼き屋のアルバイトなどが追加されている。 麻雀においては、本ソフトとPSPを友達同士で持ち込めば、最大4人で対戦できるといったこだわり振りだ。

VIIに至るまでの物語

ファイナルファンタジー7のクラウドの友人ザックスが主人公。 7に至るまでのストーリーを描いたアクションRPG。 7のストーリーを知らなくても十分楽しめる。 ボリュームも十分あり、ミッションで寄り道しながら20時間以上は遊べる。

戦闘は比較的簡単なアクション。 スロットを揃えて発動する技が新鮮で面白い。 とくにピンチ時に揃って敵を倒せると気持ち良い。 そのシステムがストーリーと絡む場面もあり、よく練られていると思った。

難易度は初心者にもおすすめできるレベル。 敵に囲まれた時の緊張感はある。 しかし、回避を上手く使えばアクションゲームを全くやらないキャラ目的のプレイヤーでも、ストレスなくクリアできる。 慣れてしまえば無双感も楽しめる。

リズムに乗って進軍！

ギョロ目のパタポンたちをリズムにのせて、進軍しつつ相手を倒す新感覚リズムゲーム。 音楽が好きな人、リズムゲームが好きな人におすすめしたいゲーム。

戦況に応じて○△□×で「進む」「守る」「攻撃」「ジャンプ」を繰り返し敵を倒す。 そして進軍してステージクリアを目指す。

タイミングよくボタンを押さないと、うまくパタポンたちが行動できなかったりする。 各動作の威力も発揮できない。 なのでリズム感が非常に大切。

良いリズムできれいに進軍できたときの爽快感が病みつきになる。 装備ドロップなどもあり、やり込み要素も満点。

爽快感が癖になる

ディズニーの世界を旅して「キーブレード」の謎に迫る物語。 爽快感が癖になるアクション要素の強いRPG。

敵の強さや全体的な難易度も程よく、初心者から上級者まで楽しめる絶妙なバランス設定。 他のキングダムハーツシリーズに比べてアクションの操作性が抜群に良い。 程々の難易度でカッコいい技が次々と出せる。

メインストーリーだけでなくやりこみ要素も多い。 マルチプレイ機能が使えるミニゲームもある。 なかなか飽きの来ない濃密なゲームだ。

格闘に特化した龍が如く

龍が如くシリーズの外伝的作品。 龍が如くシリーズをやっていた人には、同じ街並みなのですぐに入り込めると思う。 逆に龍が如くシリーズを初めてやる人は、現実の新宿歌舞伎町のような街並みの再現に興奮を覚えるだろう。

箱庭の街並みの再現のレベルの高さもさることながら、やはり龍が如くシリーズの最骨頂はスデゴロタイマンのアクション。 クロヒョウは本筋の龍が如くシリーズより格闘要素に特化しているため、よりリアルなファイトを楽しむことができる。

シリアスなものからコミカルなものまでサブクエストも豊富。 キャバクラに通えたりと、メインストーリーから外れたサブ要素もこのシリーズの魅力。 それだけでもかなりの時間を要するので、携帯機だからと言ってボリューム不足で不満になることはないだろう。

バレたら死ぬシステム

目覚めると複数の生徒と教室に閉じ込められていた。 そしてなぜか南の島にいた。 脱出するには他の生徒を殺さなければならず、且つ学級裁判で最後まで犯人だとバレない必要がある。 要するに「バレたら死ぬ」というシステム。

前作の良かったところを引き継ぎつつ、おまけモードやアイランドモードという新システムが追加された。 好きなキャラとデートしたり、アクション要素のあるミニゲームで遊ぶこともできる。

アイランドモードでは好きなキャラとのラブラブ度を最高まで上げると、そのキャラの個別エンディングを見ることができる。 前作ではキャラのストーリーを掘り下げることが少なく、作品ファンにとっては嬉しい追加要素だと思う。

行動という点が線になり繋がる

渋谷を舞台に刑事、プロットライター、元傭兵、気弱な俳優、プレイボーイな青年、彼氏大好きな女性など、個性豊かな面々の日常と事件を描いたサウンドノベル。 それぞれの抱える問題を解決してハッピーエンドを目指す。 PSP版「特別編」では以下のシナリオが追加された。

1. パトリック・ダンディ
2. サギ山

サウンドノベル初のザッピングシステムが採用されており、テレビのチャンネルを切り替えるように複数の主人公を選択できる。 その時の主人公が起こした行動1つ1つが、他のキャラの状況にも大きく影響を与える。 ベストな選択をしたように見えても、後々他の主人公の視点ではとんでもない波乱に巻き込んでいたりする。

シナリオでも住人たちの辛みが生まれたり、それぞれの行動という点が徐々に線になっていく。 そして、登場人物たちに深みを与える結果になっている。

よくできた謎解き

行動選択の幅は広い。 犯人が分かっていても、犯行を止めるためのキーアイテムが見つからないなど、コツコツ謎解きを楽しめる。

推理アドベンチャーファンでも満足できる内容だ。 キャラとの他愛のないやり取りも楽しく、犯行を未然に防げた時は満足感や達成感も味わえる。

ベストエンドは2周目以降

1周目でのベストエンドクリアは難しい。 しかし、その分愛着の湧いたキャラが次々と犠牲になる連続殺人への焦りや恐怖を体感でき、ミステリーへの没入感が深まると思う。

1000人近いキャラ全員を遊びつくせ！

普通の歴史シュミレーションだとせいぜい大名・武将・家臣・浪人くらいしか遊べないと思う。 しかし、太閤立志伝Vは海賊・医者・茶人・鍛冶屋・剣豪・忍者・商人など、あらゆる職業で遊べる。

「医者や茶人として生活する歴史シュミレーション」って想像できるだろうか？ そして、これが楽しい！ また、シナリオも豊富にあり色々な年代で遊べる。 キャラのカード集めも楽しい。