バイアクヘー
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- 閉時曲線のエピグラフ(2)
クトゥルフ神話の中に登場する有翼の宇宙生命体で、ビヤーキーという異名を持つ。 この宇宙生物を創作したのは、H・P・ラプクラフトらとともにクトゥルフ神話体系で作り上げたオーガスト・ダーレスで、『アンドルー・フェランの手記』等の作品にバイアクヘーが登場する。 体長は3メートルほどで、翼竜の羽根や鷲の脚部、蜂の尾部などが混じったキメラ状の生命である。 一方、見た目の恐ろしさとは裏腹に人語を解し、意思の疎通ができる上に、利害の一致さえあれば人間と共闘することもあり得るという。 宇宙空間では通常、高速の10分の1の速度で飛行するが、尾部にある「フーン」という器官を用いる事で、光の速度をも超える飛行が可能である。 なおバイアクヘーは、『悪魔の辞典』でも有名なアンブローズ・ビアスが創作した「羊飼いの神ハスター」の下僕という設定になっている。