琉球王国
- No
- 163
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- その他
- Route
- 双体福音のプロトコル(3)
琉球國。 現在の沖縄県。 その歴史は古く、琉球国王を頂点とする独立王制国家としてアジア地域の重要な貿易拠点となり、450年間も栄え続けた。 首都は現在の那覇市首里にあり、王の居城である首里城が権力の中枢となっていた。 そして、親方(ウェーカタ)と呼ばれる上級士族などが、各々の領地の山や丘陵に巨大な城(ぐすく)を構え、地方自治を任されていた。 1609年、当時の薩摩藩の侵攻に敗れ、『琉球藩』として薩摩および江戸幕府への貢納を義務付けられる事になったが、それでも王国としての独立性は維持され続けていた。 しかし、1879年に明治政府によってついに首里城の明け渡しを命じられ、『沖縄県』として正式に日本の自治体のひとつとなった。 琉球王国では神に祈りを捧げる祭事が非常に重要視され、それらを執り行うのは祝女(ノロ)と呼ばれる女性司祭たちであった。